インドの映画とテレビで、喫煙シーンが禁止される
(http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20050607-00000004-flix-ent)
SFの世界でなくても、インドは世界一の映画大国だった(数はね)。
影響は小さくないんじゃないでしょうかねえ?
- 引き続きSF作家について思う
ハーラン・エリスンとアイザック・アシモフが登場したので、エリスンと仲がいいロバート・シルヴァーバーグにもご登場いただこう。
はてなのキーワードを見ればそれがすべて、といいたいところだが、多作そして「器用貧乏」の一言で済まされてしまうあたり悲しい。
代表作「夜の翼」が、村上春樹の初期インタビューでSF作品としてピックアップされているあたり、もう少し評価されるべきだろう。
でもまあ正直にいって、同じ長さを読むなら、「スキズマトリックス」(ブルース・スターリング)のほうが印象に残るし、アーシュラ・ル・グィンの長編のほうが練りこまれた世界に身を浸せる。
僕がエリスンを知ったのはエヴァの最終回のタイトル(世界の中心でアイを叫んだけもの)からなんですが、同じ流れでジェイムズ・ティプトリー・ジュニアもエヴァ引用群からしりました。
エヴァ引用群からの収穫という意味では、僕はこの作家を一番にあげたい。
「愛はさだめ、さだめは死」では壮大なスケールで、運命的なSF叙事詩をつづり、「接続された女」ではサイバーパンクの先駆けとなり(一番分かりやすいイメージの具現化は士郎正宗の「攻殻機動隊」の草薙素子、あるいは「マトリックス」のトリニティー)、「ヒュ−ストン、ヒュ−ストン、聞こえるか?」では物語の妙を存分に味あわせてくれました。
確固とした世界観、不安定な生物、魅惑的な登場人物、骨のしっかりはいったストーリィが印象的です。
ル・グィンも大家です。代表作の「闇の左手」は、文句なく名作です。「空飛び猫」シリーズの絵本は村上春樹訳で刊行されています。
村上春樹を縦糸に、エヴァンゲリオンを横糸にしたかなり偏向したSF読者ですね、やれやれ(http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/)
サイバーパンクの二人、ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングについては、また機会があれば(そして僕にその能力があれば)思い入れを語りたいとおもいます。